プリン体0の割には美味しい「淡麗プラチナダブル」

淡麗グリーンラベル」の味が好きで、毎日の晩御飯のお供に飲んでいます。我が家のストックが無くなってきたので、補充のために近所のスーパーへ。お酒売り場を見てみると、「淡麗グリーンラベル」より「淡麗プラチナダブル」が安売りされていたので、試しにプラチナダブルを買ってみました。

 

キリン 淡麗プラチナダブル 6缶パック 350ml×24本
 

 

プリン体0糖質0の商品としては、サッポロの「極ZERO」を飲んだことがあるのですが、あっさりしすぎの割に妙な風味があって全く美味しくありませんでした。なので、今回もあまり期待せずに飲んでみたのですが、「極ZERO」よりは遥かに美味しかったです。プリン体カット商品の宿命なのか、やはり味としてはかなりさっぱりしてしまっていて、「淡麗グリーンラベル」のような濃厚な旨味は無いのですが、まああっさりしたビールと思えなくもない、飲む気が起きる発泡酒でした。ただ、あまり得意ではない蒸留酒の風味が混じっているなぁと思ったら、やはり原材料表示にスピリッツがありました。そこは個人的に残念。でも「極ZERO」に比べると、本当によく出来ていると感じました。

アマゾンのレビューでは、プラチナダブルの前身「淡麗ダブル」より味が落ちた、ダブル終売反対といった声が多く、散々の評価になっていますが…。

気になってきたので、「淡麗プラチナダブル」について少し調べてみました。

 

キリン独自の世界初の特許技術「プリン体カット製法

特許番号3730935号で公開されています。特許明細書は特許電子図書館から確認することができます。

特許電子図書館 - トップページ

活性炭という小さな穴がいっぱい空いた炭にプリン体を吸着させてカットする方法のようです。特定の粒度(粒の大きさ)、細孔径(穴の大きさ)の活性炭を用いることで効率よくプリン体を吸着できるのがポイントのようです。活性炭すげー。

特許出願は2002年、前身である基礎出願は2001年にされています。随分昔からプリン体カットに力を入れていたんですね。キリンはプリン体をカットした淡麗シリーズとして2003年から「淡麗アルファ」を皮切りに「淡麗スーパーアルファ」、「淡麗ダブル」といった商品を発売してきています。特許出願日と商品の発売時期から考えて、「淡麗アルファ」のときから特許番号3730935号の技術で製造しているのでしょう。歴史がありますね。長い間商品に貢献している、価値ある特許です。

 

原材料表示

麦芽・ホップ・大麦・糖類・カラメル色素・スピリッツ・香料・酸味料・加工デンプン・甘味料(アセスルファムK)

となっています。活性炭処理によって色度が落ちてしまうと上記特許明細書に書かれていたので、おそらく色づけのためにカラメル色素を入れているのでしょう。目を惹くのは糖類、加工デンプン、アセスルファムK。「淡麗プラチナダブル」って糖質0のハズだけど、糖類入ってるの?そもそも糖類と糖質ってどう違うんだっけ?他社さんのサイトになりますが、分かりやすく解説されているページがありました。

ビール・発泡酒・新ジャンル|お客様相談室|アサヒビール

「糖質」とは、『炭水化物から食物繊維を除いたもの』の総称です。
「糖類」とは、『単糖類・二糖類』の総称です。『「糖質」から「多糖類・糖アルコールなど」を除いたもの』の総称とも言えます。

最終商品での炭水化物、糖質、糖類の“それぞれ”の含有量が 0.5g/100ml未満の場合は、栄養表示基準に基づき、それぞれの成分について『0g(ゼロ)』と表示できます。

味付けのために、ゼロ表示が許されるごく微量の糖類を加えているのでしょう。それにしても発泡酒の中にアセスルファムKという甘味料が入っているとは。ビールの味として、そんなに甘みが重要なんですね。意外です。

 

総括

「淡麗プラチナダブル」のウリの一つであるプリン体0を実現するためのプリン体カット技術自体は、随分昔から開発された技術でした。ですので、「淡麗プラチナダブル」の商品化のポイントは、ごく微量の糖類や甘味料、酸味料などを上手く組み合わせたことによる味付け、なんだと思います、多分。結果として「極ZERO」より随分美味しい味に仕上がっています。

さすがキリンの商品、色々な工夫がされています。僕も同じ食品メーカーの研究開発担当なので、頑張らねば、と気合が入りました。

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