マイノリティ
「幕が上がる」に何故あそこまで感動できたのか。感動した一番の点は、「なにかに打ち込む姿」だと思います。そして、それに打ち込むことに関して損得勘定がありません。純粋な、やりたい、打ち込みたいという気持ちがあるだけです。
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そういう点に自分が感動できるのは、自分が学生時代にこれといって打ち込んだものが無かったから、こんなに打ち込めるものがあったらなあ、という羨望の気持ちがあることも大きい気がします。
そういう意味では、自分のように感動できる人は限られるのかもしれません。世の中にはきっと、なにかに打ち込んで学生時代を過ごした人もたくさんいるでしょうから。
そういった人たちは、この映画を観て、自分の打ち込んできた日々を思いだして感動するのかもしれません。
自分の感動の仕方はマイノリティなのかな、という気がします。マイノリティであることは、共感を嬉しいと感じる自分にとっては寂しいものがあります。
ただマイノリティだからと自分を嫌いにならずに、そういった自分の感覚を大事にできる自分でありたい。卑屈にならずに大事にしながらも、マジョリティともうまく関わっていきたい。
そんなことを考えた仕事後の呑み帰りでした。