保険の選び方 保険に関する知識と僕の結論
今年の4月に子供が生まれる予定です。それを受けて、生命保険に入らないとなぁと考えています。
なぜ加入者から集めたお金を元手に保険会社があんなに利益をあげているのか納得がいかず、できれば保険なんて入りたくないと僕はずっと思っていました。だから、保険なんて子供でもいない限り必要無いと高をくくっていましたが、とうとうその時が来てしまったのです。さすがに、自分が死んでも子供が安心して暮らせる程の貯金は今ありませんので、やむを得ません。
で、加入にあたって、本を読んで少し保険の勉強をすることにしました。読んだ本はこちら。
- 作者: 週刊ダイヤモンド編集部保険商品特別取材班
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自分的に大事と思った要点だけ、まとめさせていただこうと思います。
高額療養費制度
月々の医療費の自己負担額を一定額までに抑えてくれる制度です。素晴らしい!
自己負担額は所得額によって変わります。所得額が多い人ほど、自己負担額は大きくなります。今年から、高所得者の自己負担額が大きくなっている点には注意が必要です。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3190/sbb3193/261114
高額療養費制度が平成27年1月から変わります | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
さらに、会社によっては健康保険組合や互助会から上乗せ給付が出ることもあります。
高度先進医療
高度先進医療は公的医療保険の適用外となります。
高度先進医療は夢の治療法ではありません。新規開発医療と読んだほうが実態に即しています。公的医療保険の対象となる治療法は決して時代遅れのものではありません。
加入しやすい保険
引受基準緩和型
給付金額が同じ程度の他の医療保険と比べて保険料が高い。給付条件が厳しい。
無選択型
告知が不要。給付条件が引受基準緩和型よりもさらに厳しい。
死亡保障
定期保険
掛け捨てタイプとも呼ばれ、少ない保険料、大きな保険金が特徴です。
収入保障保険
掛け捨てですが、毎月または毎年、保険金を年金形式で受け取れます。保険金額は年々減少します。
終身保険
保険料の払込が終わる頃には、払込額以上の解約返戻金となります。保険料は高め。
高額療養費制度は素晴らしい制度ですね。まあ、毎月高い保険料を納めていますからね。利用できる制度はどんどん利用しないと損ですね。
高額療養費制度を知ってからはいよいよ医療保険の必要性を感じなくなりました。というか医療保険ってホントに割に合わなくないですかね?少し調べた感じだと、毎月2000円くらい払って、入院1日5000円くらいもらうイメージ。そんな金額なら貯金で十分賄えるわ!って思います。受け取る保険金を上げると月々の保険料が高くなりすぎるし。払う保険料と受け取る保険金とのバランスがあまりにも悪いと思います。こんな保険に入って、どこが安心なんだろう、と思います。
ネットを見てみると、高額療養費制度を担う公的保険制度がいつまでも維持できると思えない、そこを当てにしては駄目だ、という声も目にしますが、だからといってボッタクリみたいな民間の医療保険に入るべきという事にはならないでしょう。公的保険制度が維持できなくなったとき、その時は、自分の身は自分の力だけで守らないといけない悲惨な時になったというだけです。ああ、怖い…。
この本の他に、日経新聞電子版の保険に関する連載も読んでみて、大いに参考になりました。
保険会社が言わないホントの保険の話 :年金・保険・税 :マネー :日本経済新聞
日経新聞電子版は今まで朝刊・夕刊を読むためだけに使っていましたが、それ以外にも面白い記事がいっぱいあるんですね。これからチェックしていきたいと思います。
いろいろ調べた末の現在の僕の結論は、
・掛け捨ての定期保険を検討する
です。最初は、払込金額以上の解約返戻金となる終身保険が貯蓄にもなっていいなと惹かれていました。でもその運用には大きなコストがかかっているんですね。であれば、保険には保険としての機能だけを求めて、貯蓄の機能は比較的コストが低いETFなどに求める方が、結局全体のコストとしては低く抑えられるのではないか、というのが理由です。